人間関係のストレスがないから、
協力してより良い仕事ができる
製造2課
(表面処理)
T.S
(表面処理)
T.S
#化学の専門知識
#表面処理
#アルマイト
#チームワーク
#自分の成長
#BtoCの仕事
化学の専門知識を活かせる職場を探していました。
面接でも「化学の知識がある人を採用したい」と言われた通り、アルミの表面処理加工というのはまさに専門知識を活かせる分野でした。新社長に代わり、新しいことが始まりそうな雰囲気も感じられたことから入社を決めました。新しい職場環境への変化の中で自分自身を活かしていきたいという気持ちもありましたね。
表面処理業務の分野でスムーズに仕事を進めていくためには、ラッキング時に枠の向きや組み方で色ムラや空気だまりを防ぐなど、製品に合わせて微細な調整が必要です。表面にくぼみがある形の製品だと処理中に出てくる泡がくぼみにたまり、その部分だけ処理液が付かず処理が進まないため本来の被膜が持つ性能や色が製品につかないことがあります。そういったことを防ぐために、一つひとつ製品の形を見定め、これから起こる変化の状態を想像して対応することが面白いですね。
また、プロセスによって品質を高めるための重要なポイントが異なります。染色アルマイト処理の場合は仕上がり具合(見た目)重視なので、求められる色によってアルマイト被膜の厚さを微調整したり、製品に綺麗な色をムラなくのせていくために、製品表面の汚染や染色液の攪拌など、細心の注意を払いながら処理を進めます。
一方で、硬質アルマイト処理の場合は被膜の性能重視です。製品表面の硬さを出すために短時間に多くの電流を流す必要があって、そのために製品や電気が流れる枠、製品を固定する治具に大きな負荷がかかり、熱を持つことになります。その熱によって大切な製品が溶けてしまわないように、製品の冷却方法や熱に耐える治具の大きさ、電流の条件設定などに細やかな工夫が必要となります。こういったいくつもの微細な調整や工夫を経て、計画した通りに工程が上手く進み、思った通りの仕上がりにできると達成感がありますし、その過程そのものが本当に面白いですね。
やはり、この会社に入社して良かったと感じることは、自分の専攻分野である化学の知識が活かせるところです。製品の品質や性能の引き上げに貢献できている実感があります。そして、職場のメンバーの人柄が良いので、人間関係のストレスが無く、チームで相談しながら仕事を進められることです。誰か一人が重たい荷物を背負わされるということがないですし、モノづくりにおいてチームワークは重要ですから。
個人的な目標としては、アルミニウム陽極酸化処理技能士の1級資格を取りたいと思っています。仕事について考えるとき、もちろんお金も大切ですが、それだけではなく日々のやりがいや、自分の能力を発揮できる場所であることも大切な要素だと思います。自分の成長を感じたいですから。また、社長は新しいことに挑戦する意欲が高い方なので、BtoBの仕事だけでなくBtoCの仕事が増えていくことで更に仕事が面白くなりそうです。BtoCの仕事が増えると、家族や周囲の人の目にも留まりますし、部品だけでなく最終製品を扱えることになるので、モノづくりの仕事に携わる者としては、やりがいが増えます。
登山や沢歩き、自然が大好きです。日本だけでなく世界中の滝を巡ってみたいですね。